
白塗りのベースは意外と使用頻度が高く
例としてはエリザベス期、1920年代のメイク
歌舞伎や舞妓、舞台や舞踏、ピエロなど幅が広いです。
ただ白く塗ればOKと思われがちなのですが
ちょっとしたコツや知識で、メイクのクオリティや持ちが変わるので
今回はその辺りを解説したいと思います。
白塗りに必要な道具
白色ドウラン (ファンデーション)
おしろいとも呼ばれる油性の白色ファンデーションです。
色々なメーカーが取り扱っており、意外と種類があります。
日本だと古来より歌舞伎や舞妓メイクに
使用されてきた「三善」というブランドが有名です。
また、舞台や映画の現場を得意とする「舞台屋」というブランドもあります。
僕は普段使用するのは「舞台屋」の「白ベタ」というアイテムを使用しています。
こちらは伸びが良く、肌馴染みが良い色味で
厚塗りでも薄塗りでも仕上がりがとても綺麗です。
そしてリーズナブルなのも嬉しいですよね。
パウダーを叩く前ならば修正も容易で扱い易さも魅力です。
水溶きの顔料タイプのベースもありますが
一度乾くと修正が難しい点や、耐久度の観点から
ベースとしてはオススメしません。
水溶きタイプは伸びが良く描きやすいため
ボディペイントのモチーフを描く際に使用されます。
白いベースを探す際には、ドウランである事を確認しましょう。

EBARA
「ドウラン」とは、油分を含んだ硬めのファンデーションの総称です。
カバー力が高いので本来の肌色を覆い隠す事が可能です。
白以外にも、青や赤、緑などがあり舞台や映画などで使用されています。
硬めのスポンジ
ドウランは硬いため、ブラシとの相性があまり良くありません。
少し硬めのスポンジを使用しましょう。
僕は卵型の3Dスポンジを使っています。
ドウランを馴染ませる際に、水を含ませると逆に使い辛くなるので
乾いた状態でのサイズが少し大きめのスポンジが使いやすいです。
こちらのスポンジは大きめで、かつ値段も手頃なのでオススメです。
フェイスパウダー
白色パウダーにも種類がいくつかあり
トランスルーセント(透明)と呼ばれる軽いタイプのものや
顔料を多く含んだ重いパウダーもあります。
ここでは同じブランドの舞台屋の白色パウダーを使用します。
粉の粒子がとても細かく、軽めで相性も良いのでオススメです。
ベースの塗り方
今回は先ほど紹介した舞台屋の白べたを使用した方法を紹介します。
実は白塗りで大切なのはスキンケアです。
仕上がりのキメと化粧持ちがここで大きく変わってきます。
美容液、化粧水を使って保水をして
乳液とクリームでしっかりと保湿します。
十分に保湿された肌に厚めのファンデーションのベースが乗るイメージです。
以下の記事で保水と保湿を詳しく解説しているので
興味のある方はこちらも合わせて読んでみてください。
下地は基本的に保湿系の方が相性が良いですが
夏場で野外などの条件であれば湿気と汗で崩れる事を踏まえて
皮脂を抑えるマット系のベースが良い場合もあります。
メイクをする状況に合わせて選んでください。
僕は普段は「乾燥さん」の保湿下地を合わせています。
まず五百円玉大の白べたを手に取り、軽く肌の上で練ります。
こうする事で体温で少し柔らかくなるので塗布しやすくなります。

僕は最初は手を使って塗ります。
大雑把な感じで大丈夫ですので指でパパッと塗り広げましょう。

この時、指で肌にしっかりと密着させる様に塗る事で
肌に馴染み、仕上がりの質感とメイクの持ちがアップします。

大部分に塗り終わったら、細かい箇所(目の際、小鼻など)を
硬めのスポンジで埋めてゆきます。
水分があると逆に塗りにくくなるので
スポンジは乾いた状態で使用してください。
記事の最初に筆は相性が悪いと述べましたが
細かな部分を小さな筆で補う使い方はアリです。
最後に必ず指かスポンジで押さえて肌に密着させてください。
耳も塗るのを忘れずに。

一度パウダーを叩くと、その後にアイシャドーなどが
肌に落ちて拭き取らなくてはいけない際に
修正がとても大変(場合によっては不可能)になります。
他の部分のメイクも全て終わった後に
パウダーを叩いて固定しましょう。
もしリップを同様に白くするのであればメイクが終わった後に
最後に白いリップスティックなどで仕上げます。
ボディも塗るのなら・・・
もし体も白く塗りたい場合、ドウランは硬いので
広範囲に塗るのには適していません。
ボディ用のファンデーションを使用しましょう。
早くて耐久度も高く、コストも安価に押さえられます。
ベースの白さを調節する
真っ白ではなく、少し肌色感を残したい場合は
普段使うファンデーションを混ぜて塗る方法もあります。
リキッド、クリームファンデが使いやすいと思います。
最初に手に取った白べたに肌色ファンデーションを混ぜて色を作ります。
ファンデーションで粘度が下がるので
指よりもブラシの方が塗りやす場合もあります。
状況に応じて使い分けてみてください。


EBARA
白塗り(ホワイトベース)が作れる様になると
メイクの表現の幅がぐんと広がります。
ぜひ挑戦してみてください!
