
顔の大部分はお肌であり、対面したときにまず目に飛び込んでくるのはその広い面積の肌です。
対面した瞬間にすぐ肌をじっくり見る人は少なく、まずは目を合わせることが多いでしょう。
目元の雰囲気(アイシャドウやマスカラなど)によって、顔全体の印象を把握する流れだと思います。
ただ肌は他のどの顔のパーツを見ても視界に入ってくる、メイクの印象を左右する基礎(BASE)なのです。
ベースが綺麗だとメイク全体がとても美しく輝いて見え、全体のクオリティをグッと高める事が出来る
まさに縁の下の力持ち的な存在なのです。
ベースメイクが綺麗に仕上がればもう7割完成したと言ってしまっても良いほど重要なパーツだと思います。
そんなベースの綺麗な作り方を紹介したいと思います。

EBARA
ベースは縁の下の超力持ち
メイク下地
メイク下地は、スキンケアとファンデーションの間に使用する、ベースメイクの土台となるアイテムです。
肌表面をなめらかに整え、ファンデーションの密着力を高めることで、仕上がりを美しく保つ役割があります。
また、毛穴や色ムラを目立ちにくくしたり、皮脂崩れを防いだり、紫外線から肌を守ったりと
製品によってさまざまな機能を持っています。
自分の肌悩みや目的に合わせて選ぶことで、ベースメイクの完成度を大きく高めることができます。
下地の種類は大きく分けて以下のような物があります。
- 皮脂吸着タイプ
(マット、セミマット) 夏場、油脂性の肌質に。
メイク崩れを防ぐ
- 保湿タイプ
冬場、乾燥肌
うるおいを与えながら、ファンデーションのノリを良くする
- トーンアップタイプ (艶肌)
肌の色を明るく見せ、透明感を演出するタイプ。
韓流メイクに最適
- カラーコントロールタイプ
肌悩みに合わせて色で補正するタイプ。
- グリーン : 赤みを抑える
- パープル : くすみを飛ばす
- ピンク : 血色感をプラス
- イエロー : 色ムラを整える
- 毛穴カバータイプ
毛穴の凹凸をなめらかに整える
ファンデーションの仕上がりを均一にする

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僕はメイクをする時に一番気をつけているのは立体感と透明感。ここを押さえておかないと
顔が大きく見えてしまったりします。下地もファンデーションも
均一にのっぺりと塗るのではなく、必要な部分に必要なだけ使う様にしています。
下地の塗り方
例えば、頬骨(チークの入る位置)がテカっていても、それは艶のように見えて美しく感じられることがあります。
一方で、おでこや小鼻の脇がテカっていると、少しギラついた印象を与えてしまうこともあります。
このように、同じ「ツヤ」や「テカリ」でも、顔の部位によって受ける印象は大きく異なります。
テカリを抑えたいからといって、顔全体に皮脂吸着タイプの下地を塗ってしまうと
立体感のない平面的な仕上がりになりがちです。
その結果、顔が大きく見えてしまったり、厚化粧のような印象を与えてしまうこともあります。

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普段気をつけているポイントをイラストにしました。

2種類(マット系、艶系)の下地を使う方法です。
図の赤い部分、額・小鼻の脇・顎ラインは、テカると少しギラついた印象になりやすい部分です。
この部分にはマットタイプの下地を使い、ややマットに仕上げておくことで
仕上げに使うパウダーの量を減らすことができ
時間が経ってからのメイク直しもぐっと楽になります。
反対に、青い部分であるTゾーン・頬骨・顎には艶系のベースを使用、ほどよいテカリが艶やハイライトのように見え
透明感や立体感を演出してくれます。
これらの部分に自然なツヤを残すことで、健康的でいきいきとした印象の肌を作ることができます。

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次に、カラーベースの主な使い方も
イラスト付きで解説します。
カラーコントロール下地
黄色・オレンジ
黄色・オレンジ系は化粧下地は肌の色ムラを整え
自然で健康的な印象に仕上げるためのカラーコントロール下地です。
ポイントに使用する事でクマやシミなどのカバー
全体に薄く使用する事で赤みやくすみを同時にカバーし肌の色を均一にします。
日本人の肌色にもなじみやすく、ナチュラルメイクに取り入れやすいカラーですね!


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ファンデの色に近いので、一番使いやすいと思います。
肌の色を均一にしたい方はベージュ寄りの黄色、
クマが気になる方は少しオレンジの入った色味が効果あります。
グリーン
グリーンの化粧下地は、肌の赤みを抑え、均一な肌色に整えるためのカラーコントロール下地です。
赤みと補色関係にあるグリーンを使うことで、ニキビ跡や小鼻まわり
頬の赤みなどを自然にカバーすることができます。


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グリーンは広範囲に使うと顔色が悪く見えてしまうので(ゾンビ・・?!)
ピンポイントで使用し境界線をしっかり馴染ませる事を意識して下さい。
ピンク
ピンクの化粧下地は、血色感をプラスし、肌を明るく健康的に見せるためのカラーコントロール下地です。
顔色がくすみやすい方や、疲れて見えやすい方におすすめのカラーです。
自然な赤みを足すことで、肌にいきいきとした印象を与え、透明感のあるやわらかい仕上がりになります。
全体に塗る時は、まず手の甲にパール1粒大の下地を乗せ、上の図の6つの点線の丸印にポンポンと下地を置き、
外に伸ばすようにムラなく塗ります。 量が多いと明るくなり過ぎてしまうので初めは薄く、
様子を見てつけ足すようにして下さい。
最後に手に余った下地をハイライトを意識して頬骨や鼻筋に乗せましょう。
もちろん気になる部分だけ(瞼だけ、頬だけなど)に使用する使い方でもOKです!
最後にスポンジで全体をポンポンと馴染ませるとムラも出来にくく肌に吸着して崩れにくくなりますよ。


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ピンクはムラが残りやすいので均一に丁寧に塗りましょう。
少し下地を追加し、頬骨や瞼に乗せて血色感を強調し
健康的なイメージをさらに押し出すのも良いですね。
パープル
パープルの化粧下地は、黄ぐすみを飛ばし、肌に透明感と明るさを与えるためのカラーコントロール下地です。
黄色の補色である紫を使うことで、肌のくすみを自然に補正し、ワントーン明るい印象に仕上げてくれます。
こちらもピンクと同様に初めは薄く、様子を見ながら塗り足すようにして下さい。
ピンクより白くなりやすいので塗りすぎには注意が必要です。 少量でもかなり透明感が出ますよ!
仕上げにスポンジでやさしく押さえ、肌に密着させて安定させましょう。


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少し疲れているときや、顔がなんとなくくすんで見える時に
パープルが活躍してくれます!
ブルー
ブルーはパープルと同様に、透明感を演出できる化粧下地です。
パープルよりも黄みやくすみをしっかりカバーしてくれますが、
少量でも白くなりやすいため、やや使い方が難しく感じるかもしれません。
顔全体に使うよりも、瞼や小鼻脇のくすみが気になる部分やハイライトを入れたい部分に、
ほんの少量をポイントで取り入れるのがおすすめです。
そうする事で白浮きせず、透明感のあるきれいな仕上がりになります。
ただ黄味の強い肌色の場合、ブルーは少量でも綺麗に補正してくれるので崩れも少なく
透明感をぐっと引き出してくれる心強いアイテムになります。


EBARA
ブルーを全体に塗る場合は顔の中心から外に向けて薄く伸ばす様に塗って下さい。
フェイスラインまで塗ってしまうと顔が膨張して見えるのNGです。
毛穴カバー (ポアプライマー)
毛穴コントロールの下地(ポアプライマー)は毛穴の凹凸をなめらかに整えて
ファンデーションが均一にのるようにするための下地です。
気なるポイント(鼻脇、鼻あたま、頬のくぼみなど)にすり込む様にポイントで使います。
塗りすぎるとムラや厚塗り感の原因になってう為
「埋める」というよりも、毛穴の表面をなめらかにフラットに整えるイメージで塗ると
より自然で綺麗な仕上がりになります。
最後は指の腹、もしくはスポンジで肌に密着させると崩れにくくなります。
顔全体に使用するとどうしても厚塗り感が出てしまうので少々難しいですが、
薄付きで滑らかな質感のプロダクトであれば、少量を均一に伸ばす事で
陶器のような質感のお肌を作る事も出来ます。


EBARA
全体に塗る場合、マットに仕上がりやすいので仕上げに艶系のファンデで
バランスを取るのも良いですね。
まとめ
ベースメイクは、上手に使うことで透明感やツヤ、立体感を演出できるだけでなく、
ファンデーションやコンシーラーの使用量も抑えられるため、メイク崩れしにくくなります。
慣れてくれば、部位ごとに色を使い分けることで、より理想に近い肌質を演出することも可能です。
自分の肌悩みに合ったアイテムを取り入れて、
ベースからメイクの完成度をワンランクアップさせていきましょう!
悩み別 ベースの選び方
肌悩み別に、どのアイテムを選べばいいかが分かる逆引き表も作成しました。
自分の肌悩みに合わせて確認できるので、
アイテム選びに迷ったときの参考にしてみてください。
- 皮脂や汗のテカリや
メイク崩れを抑えたい 皮脂吸着タイプ(マットタイプ)
- 艶のある明るい肌にしたい
保湿タイプ、艶タイプ、ピンク、バープル
- 肌の色を均一に見せたい
イエロー、ベージュ系
- 血色感を出して
健康的に見せたい ピンク
- 肌の凹凸が気になる
毛穴カバータイプ
- くすみを抑えたい
(クマ、シミなどのブルー系) イエロー、オレンジ
- 赤みを抑えたい
(ニキビ、小鼻、頬下、唇周り) グリーン
- まぶたのくすみを抑えたい
ピンク、パープル、ブルー
- ハイライトを強調したい
ピンク、パープル、ブルー
- 肌の調子がいまひとつな時
顔全体のくすみカバー バーブル、ピンク、(黄味が強ければブルー)
メイク下地は、「パープル+艶感」「ピンク+マット」など
色味と質感がセットになっているアイテムも多くあります。

EBARA
どの部分に・どんな目的で使いたいのかを意識しながら選ぶことで
自分の肌や仕上がりイメージに合ったアイテムを見つけやすくなると思います。
次はファンデーションを見てみましょう!
おまけロジック
ベースカラーの色は全て色相環を元に作れられています。

この図で見ると、円の反対側に位置する色同士は「補色」(反対色)と呼ばれています。
ある色の上に補色を重ねることで、お互いの色味を打ち消し合う性質があります。
カラーベースは、まさにこの原理を利用して作られています。
どの色が、どの色を打ち消すのかを理解しておくことで
自分の肌悩みに対して本当に必要な色味が見えてくるはずです。
また、メイクのデザインを考える際にも、この色の配置を覚えておくと便利です
自然で美しいグラデーションを作ったり、補色を効果的に使った印象的なデザインに挑戦したりと
表現の幅を広げることができますよ。

EBARA
メイクは、色を使いこなす技術。
知っておいて損のない、大切な知識です。